features モジュール

PIL.features モジュールを使用すると、システムでどの Pillow 機能が利用できるかを検出できます。

PIL.features.pilinfo(out: IO[str] | None = None, supported_formats: bool = True) None[source]

この Pillow のインストールに関する情報を表示します。この関数は、python3 -m PIL で呼び出すことができます。また、python3 -m PIL.report または python3 -m PIL --report で呼び出して、「supported_formats」を False に設定し、サポートされているすべての画像ファイル形式のリストを省略することもできます。

パラメータ:
  • **out** – 出力ストリーム。 None の場合は、デフォルトで sys.stdout に出力されます。

  • **supported_formats** – True の場合、サポートされているすべての画像ファイル形式のリストが表示されます。

PIL.features.check(feature: str) bool | None[source]
パラメータ:

**feature** – モジュール、コーデック、または機能名。

戻り値:

モジュール、コーデック、または機能が利用可能な場合は True、そうでない場合は False または None

PIL.features.version(feature: str) str | None[source]
パラメータ:

**feature** – チェックするモジュール、コーデック、または機能。

戻り値:

バージョン番号を文字列として返します。不明または利用できない場合は None を返します。

PIL.features.get_supported() list[str][source]
戻り値:

サポートされているすべてのモジュール、機能、およびコーデックのリスト。

モジュール

以下のモジュールはサポートされているかどうかを確認できます。

  • pil: Pillow コアモジュール。すべての機能に必要です。

  • tkinter: Tkinter のサポート。

  • freetype2: PIL.ImageFont.truetype() を介した FreeType フォントのサポート。

  • littlecms2: PIL.ImageCms を介した LittleCMS 2 のサポート。

  • webp: WebP 画像のサポート。

PIL.features.check_module(feature: str) bool[source]

モジュールが利用可能かどうかを確認します。

パラメータ:

**feature** – チェックするモジュール。

戻り値:

利用可能な場合は True、そうでない場合は False

例外:

ValueError – このバージョンのPillowでモジュールが定義されていない場合。

PIL.features.version_module(feature: str) str | None[ソース]
パラメータ:

**feature** – チェックするモジュール。

戻り値:

ロードされたバージョン番号を文字列として返します。不明または利用できない場合は、None を返します。

例外:

ValueError – このバージョンのPillowでモジュールが定義されていない場合。

PIL.features.get_supported_modules() list[str][ソース]
戻り値:

サポートされているすべてのモジュールのリスト。

コーデック

これらのサポートは、Pillowのコンパイル中にのみチェックされます。必要なライブラリがシステムからアンインストールされている場合、pil コアモジュールがロードに失敗する可能性があります。jpg を除き、バージョン番号は実行時にチェックされます。

以下のコーデックのサポートをチェックできます。

  • jpg: (コンパイル時) JPEGベースの画像形式に必要なLibjpegのサポート。コンパイル時のバージョン番号のみ利用可能です。

  • jpg_2000: (コンパイル時) JPEG 2000画像形式に必要なOpenJPEGのサポート。

  • zlib: (コンパイル時) PNGなどのzlib圧縮形式に必要なZlibのサポート。

  • libtiff: (コンパイル時) TIFFベースの画像形式に必要なLibTIFFのサポート。

PIL.features.check_codec(feature: str) bool[ソース]

コーデックが利用可能かどうかをチェックします。

パラメータ:

feature – チェックするコーデック。

戻り値:

利用可能な場合は True、そうでない場合は False

例外:

ValueError – このバージョンのPillowでコーデックが定義されていない場合。

PIL.features.version_codec(feature: str) str | None[ソース]
パラメータ:

feature – チェックするコーデック。

戻り値:

バージョン番号を文字列として返します。利用できない場合は、None を返します。jpg の場合はコンパイル時、それ以外の場合は実行時にチェックされます。

例外:

ValueError – このバージョンのPillowでコーデックが定義されていない場合。

PIL.features.get_supported_codecs() list[str][ソース]
戻り値:

サポートされているすべてのコーデックのリスト。

機能

これらのいくつかは、Pillowのコンパイル中にのみチェックされます。必要なライブラリがシステムからアンインストールされている場合、関連するモジュールのロードが失敗する可能性があります。機能のバージョン番号は、記載されている場合にのみ利用可能です。

以下の機能のサポートをチェックできます。

  • libjpeg_turbo: (コンパイル時) Pillowがlibjpegのlibjpeg-turboバージョンに対してコンパイルされたかどうか。コンパイル時のバージョン番号が利用可能です。

  • raqm: PIL.ImageFont.truetype()ImageFont.Layout.RAQM に必要なRaqmライブラリ。Raqm 0.7.0以降では、実行時のバージョン番号が利用可能です。

  • libimagequant: (コンパイル時) PIL.Image.Image.quantize() でのImageQuant量子化サポート。実行時のバージョン番号が利用可能です。

  • xcb: (コンパイル時) XCBライブラリを介した PIL.ImageGrab.grab() でのX11のサポート。

  • transp_webp: 廃止予定。WebPモジュールがインストールされている場合は、常に True です。

  • webp_mux: 廃止予定。WebPモジュールがインストールされている場合は、常に True です。

  • webp_anim: 廃止予定。WebPモジュールがインストールされている場合は、常に True です。

PIL.features.check_feature(feature: str) bool | None[ソース]

機能が利用可能かどうかをチェックします。

パラメータ:

feature – チェックする機能。

戻り値:

利用可能な場合は True、利用できない場合は False、不明な場合は None を返します。

例外:

ValueError – このバージョンのPillowで機能が定義されていない場合。

PIL.features.version_feature(feature: str) str | None[ソース]
パラメータ:

feature – チェックする機能。

戻り値:

バージョン番号を文字列として返します。利用できない場合は、None を返します。

例外:

ValueError – このバージョンのPillowで機能が定義されていない場合。

PIL.features.get_supported_features() list[str][source]
戻り値:

サポートされているすべての機能のリストです。